2022年12月12日

袴田巖さん日記 「〇〇の大邸宅へ」

ちょっと巖さん日記が飛んでしまいましたが、巖さんは毎日お元気にお出かけしています。

今日の当番は、見守り隊で唯一の男性。
彼は、巖さんとひで子姉さんの昼食も作ってきます注目
(これが手の込んだ常時7~8品キラキラ

以下、H報告(一部)です。

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皆さんへ

今日の巖さん、8時起床で昼食は11時20分。お弁当の到着を待ちかねて私がお皿を食卓に置くと、のぞき込んで席に着かれました。(食欲旺盛)

出発は13時40分。私の車に乗ると、開口一番「えー、〇〇の大豪邸にやってください」。

そう決めているようでした。「はい、わかりました」

「〇〇の大豪邸」というのは巖さんの実家?私は一回しか行ったことがないので、渥美会長(巖さんの小学時代同級生・元静岡大学教授)の自宅によって場所を確認していこうとしましたが、渥美先生は不在で会えず。

勘を頼りにうろうろ、確かに近くまで来ているのに目標の大豪邸は確認できず。

巖さんのトイレが心配になって、協働センターのトイレに駆け込みました。この場所は袴田さんの支援集会によく使っていた場所で、十数年以上も前に熊本典道元裁判官も支援集会に来てくれた所です。

職員の方の優しい案内で無事トイレを済ませ、渥美先生にも連絡が取れて、実家に着きました。

巖さんに「実家に寄っていきますか?」と尋ねると、「こんなのはウソだから寄らなくて良い」と、車から降りられませんでした。

巖さんは心の中と現実のギャップに混乱しているようでした。

半世紀前は周りの見渡す限りの農地が今はほとんどなく、妄想の中で作り上げた大豪邸は非情にも存在しないことを巖さんに突きつけ、現実を受け入れられない巖さんはムッとする。

「何か食べなきゃ」と言われるので、天竜川の橋を越えて『とれたて元気村・ファーマーズマーケット』に行きました。

ここは野菜だけではなくパンやスイーツも売っていて、巖さんご機嫌でパン(2個)とどら焼き(3個)を買い外のベンチで食べました。
袴田巖さん日記 「〇〇の大邸宅へ」


「食べて」と勧められ、どら焼きを私も1ついただきました。

日も落ちてきて帰りの車中は桜井さんのCDを聞きながら帰路に付きました。桜井さんの最新のCD「私の人生」の中の「ハナの歌」と「五月の空に」は小学校の音楽の教科書に載せたいくらいの名曲です。皆さんも是非聞いてください。それと映画「オレの記念日」も残り三日です。まだ見ていない方、一度見た方、何度でも笑え、何度でも泣ける映画 です。見てください。

帰宅は16時50分でした。

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男性のHには、ジュースやお菓子を分け与えるなど、殊のほか気遣いをみせる巖さん。 
男ということで5年間も拒み続けていたことを思うと、本当に嬉しい巖さんの変化です。

ちなみに・・女性陣にはHほどではないひみつ

               







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この記事へのコメント
今、大々的に「袴田事件」について、報道されています。しかし、何時も一過性のものに終始してしまいます。私は、もっと多くの人たちが常に「袴田事件」に関心を持ち続けて戴たいのですが、残念ながらそうはいかないのが現状です。本当に悔しいです。
Posted by 堂山晋太郎 at 2022年12月13日 16:35
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