袴田巖さん・秀子さん「再審必ず開始される!」

袴田家物語

2018年12月31日 15:13

みなさま、大晦日、いかがお過ごしでしょうか。

年末も巖さんは寒風の中、連日歩きました













































実は、寒い!しかも腹ペコ
「イワオさ~ん、お昼ご飯、食べましょうよ~。食堂で、ね!ね!」
(巖さんお一人では、まだ入れない。ドラッグストアでお握り(私の分も)買われましたが、体も冷えてるのに・・こんな寒空の下で冷たいお握りなんて・・やだ~)

「イワオさん、うどんとラーメン、どっちがいいですか~?」(畳みかけ誘惑)

立ち止まって・・「ん?・・ラーメンのほうが・・いいがね・・」

アハハ、成功~アッツアツの五目そばにありつけました~。


巖さんは、より良き社会構築のため、悪の出現を見張る仕事中なので、表情は緩みません。

別の日、同じようにお誘いしてカフェにも入れました


















やっぱり表情は、心ここにあらず・・。でも、美味しそうに召し上がる姿に私はうれしくなりました
去年は、こんなことできませんでしたから。

人間の仕打ちで凍り付いた巖さんの心・・人間の関わりで温めたらゆるむのではないか・・

そんなことを思いながら、何より、巖さんという人間の高潔さに惹かれた私は、巖さんに敬意を払い、これまでのご苦労に思いを馳せ、お傍に仕えて丸2年となりました。

そして今・・「コーヒー、飲みたかったら頼めばいいよ」などと言ってくださるようになり・・

遅々たる歩みではありますが、またわずかではありますが、巖さんの「ゆるみ」を実感しています。

来年は、さらに「ゆるみ」ますように・・。


今年1年、袴田家にいろんなことがありました。

年明けと共に秀子姉さんが実現させた巖さんと熊本元裁判官の対面。熊本さんは言葉が不自由な身で、1審で死刑判決文を書いたことを泣きながら巖さんに詫びました。


巖さんも今年は、あちこち出かけましたね・・東京、福岡、京都、大阪、清水、静岡・・





















マスコミに取り囲まれた6月11日高裁決定の日


「再審開始決定が取り消されたのですが、どう思われますか」と巖さんにマイク向けた記者。

「いい加減にしてくださいよ!」と怒鳴った私。怒りが込み上げて。

心病んでいる巖さんを、まだ痛めつける気か!!!

そして、市民の会の忘年会



秀子姉さんは・・

「私はね、巖が今、ここにいるということが1番! ほかのことは、そん時のことだ」

「巖の再審は、いつか必ず開かれるでしょう。私は、そう思ってる」

前しか見ない秀子姉さん


秀子姉さんに守られて正義を希求している巖さん


みなさま、来年も応援してください。

今年1年、ブログを見てくださり、ありがとうございました。

どうぞ、どちらさまも良いお年をお迎えくださいませ。




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