中学生「初稼ぎは袴田巖さんへ」

袴田家物語

2018年12月27日 20:51



先日22日(土)「袴田事件がわかる会」の日

午前中、袴田家では「お客さん来る前に髪切っとこうか」とチョキチョキ

誰が来たのかというと・・この中学生T君。東京からです


巖さ~ん、そっぽむいてる場合じゃないですよ~

このT君、「初稼ぎ」を巖さんに持ってきたのです!中身見る巖さんに笑う秀子姉さん


T君は、中学2年生。何でお金を稼いだと思いますか。

なんと、原稿料なのです

岩波書店の雑誌「世界」の他に「websekai」というのがありますが、6月の高裁決定後<特集袴田事件「再審を認めず」を認めず>という特集を組み、弁護士、棋士、漫画家、冤罪被害者、支援者などが書いていますが、そこにT君も書いた原稿料。

ご覧ください。「巖さんからもらった言葉 正しくなくてはならない」です。
https://websekai.iwanami.co.jp/tags/%E8%A2%B4%E7%94%B0%E4%BA%8B%E4%BB%B6%E7%89%B9%E9%9B%86

T君は、4年生の時に巖さんが48年ぶりに釈放されたニュースを見て興味を持ち、それから「袴田事件」を研究課題にしています。

4年生、5年生、中学1年、中学2年(今年)の夏休み研究は「袴田事件」で、年ごとにバージョンアップ、学内で優秀賞を獲得、メダルももらっているのです。これを読めば「袴田事件」がわかるという優れものです。

今年5月連休、夏休みと袴田家に取材にきていて、今回で3度目の訪問です。
(5月3日、8月9日の当ブログをご覧ください)

賞状と今年の夏休み研究を巖さんにみせました。(真ん中はT君のお母さん)













「あ~、これね・・」とページをめくる巖さん・・。どう思われたかは・・不明。

巖さんと一緒にお弁当も食べて・・


「袴田事件がわかる会」へ

そうなのです!T君は、「前から来たかった」この会に合わせて来てくれたのでした



ゲストの笠井千晶さんにも研究論文を見せて・・

「え~~、すごいですね~」と笠井さんも驚かせました。

「袴田さんのことでたくさん学ばせていただきました。なので、人生初稼ぎは袴田さんに使っていただこうと、決めたのでした」とお母さん。

「半分は自分で使おうかな・・ってちょっと思ったりもしたんですけど・・やっぱり巖さんにって」

T君がちょっと恥ずかしそうに言いました。

袴田事件を知って、裁判官を目指すというT君。

巖さんご本人、秀子姉さんはじめ、弁護士、支援者他取材力も大したものです。

子供の希望を叶えようとするお母さん(お父さんも)も立派だし、袴田事件という題材に賞を与える学校もすごいと思いましたね。

未来の光、T君のこれからが楽しみ

応援してるよ~

「袴田事件がわかる会」に来てくれてありがとう!

「たくさん学べてよかった」と帰って行きました。








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