2020年09月27日

袴田事件クラウドファンディングの意義

9月27日21時25分の「袴田事件クラウドファンディング」HP画面です。
(代理で複数まとめて支援したものもあり、支援者の実数は昨日で1081人です)
袴田事件クラウドファンディングの意義


現在、袴田巖さんの再審を開始するかどうかが最高裁で審理中の袴田事件、袴田巖さんが54年前に逮捕された日、8月18日から10月16日までの2か月間のプロジェクトで弁護団の弁護活動費のご支援を呼びかけました。

これまでの再審請求は、弁護団と検察とでは資金の差が圧倒的でした。国の機関である検察は税金で必要なだけの資金と人を投入できるのに対して、弁護団は無報酬で資金は被告の家族や支援者頼みで、ケタ違いの差。弁護側は、資金面で大きく不利なのです。
資金的限界が弁護活動の壁にもなっていたことは否めません。

そのハンディを埋めるのが、クラウドファンディングです。

すでに周防正行氏を呼びかけ人とした大崎事件チームが大成功の下、先鞭をつけていました。
私たちも、何としても袴田巖さんの再審開始の扉をこじ開けるべく、立ち上げたのでした。

結果・・

待ってました!とばかりの勢いでした。

資金的支えと同時に、インターネット上のキャンペーンであることで、何かお手伝いしたかったけれどもその方法がなかったという方々にその機会を提供し喜んでいただけることとなりました。

弁護団へのかつてない支援の輪ができあがる、特に圧倒的な若者の参画があり、このクラウドファンディングはえん罪との闘いの新しい時代を切り開く武器となります。

1000人以上の方から寄せられた応援メッセージには、お一人、お一人の熱い思いがあふれており、弁護団と私たち支援者は勇気づけられ何としても最高裁で勝つ!という決意を新たにしています。

以下に、応援メッセージのほんの一部をご紹介いたします。
(全ての応援メッセージは、こちらでご覧いただけます
→ https://readyfor.jp/projects/free-iwao

・・・・・・・・・・・
*今回ようやく応援の気持ちを行動に移す事ができて大変光栄に思います。

*このままでいいはずがない。ささやかながら支援できる方法が見つけられてうれしいです。

*国家権力の誤った行使に国民一人ひとりが声を上げる場を作って下さったことに感謝します。

*報道に接するたびに、何も出来ない歯痒さを感じていました。こんな形で少しでも協力させていただけることに感謝です。

*応援している者がいることをお知らせしたく、初めてCFに登録しました。

*クラウドファンディングが立ち上がったと聞いて探しました!

*司法だけの問題ではなく、社会全体に、似た構図の間違いが起こっていることへの、問いかけにもなると思います。

*気になってました。ニュース、記事を見かけるといつも真っ先に読みます・・・この機会を有難うございます。

*学生時代に袴田さんのことを知り、ずっと気にかかっていました・・・応援させてください。

*心ばかりですが、支援の機会を与えて頂き、感謝申し上げます。

*TVで、関連のニュースや新聞の記事を見る度、何かお力になれないのかと思っていました。ほんの少しですが、協力できて、嬉しいです。

*数十年前に袴田巌さんの事をお聞きしましたが、その時は、なんの協力できないままでした、、今回、応援する機会があり、良かったです。

*無実の方を無罪にするのは私たちの社会の責任であり 心からの願いです

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

一人でも多くの方のご参加が、最高裁の重い再審の扉をノックすることにつながると思います。

どうか、支援の輪に加わってください。

お友達、ご家族、ご親族、お知り合いの方に声をかけてください。

お一人が、もう一人呼んでくだされば、支援の輪は2倍になります。

無実の袴田巖さんを、これ以上苦しめることはできません。

今87才の袴田ひで子さんを、100才まで闘わせるわけにはいきません。

最後に、「イワオがここにいるから、笑いっぱなし」というひで子姉さんの笑顔を!
袴田事件クラウドファンディングの意義


「みなさまのご支援に、ただただ感謝しております」










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