袴田家物語

袴田家、今日の昼ごはんにホタテを食べました。

調理前のホタテを巖さんに見せて・・

「ホタテです」

「あー、ホタテか」

「今から焼きますね」

「あー」

そして、ニンニク醤油焼きにして3人でたらふく食べました

その後・・しばらく考え事・・・


そして・・めずらしくご自分から・・

「今日は貴船へ行くからね」（貴船は地名。巖さんの実家がある方角）

「は～い。貴船って何があるんでしたっけ？」

「ホタテの中にフナが入ってるんだからね」

「あれ、そうなんですか・・ホタテの中に。イワオさん、フナを食べたことあるんですか？」

「ある」

「へ～あるんですね。どうやって食べたんですか？」

「煮てだろうね」

「あ～、煮てね！」（子供の頃、お母さんが煮てくれたのを食べたのかな）

ここで、ひで子姉さんに「フナ、食べた？」と聞いてみましたが、「わすれたよーそんなの」

「それで貴船がなんでしたっけ、イワオさん」

「貴船にフナがいるか見に行くんだ」

「あ～そうなんですね！」

巖さんの頭の中には、楽しかった昔の事が浮かんでるのですね・・。

巖さんが熱望していた再審、明日3回目が開かれます。

その巖さんを浜松に残して・・ひで子姉さんと静岡地裁へ行ってきます。

明日は、再び検察の冒頭陳述と立証です。
巖さんが犯人だという嘘っぱっちの話を延々と聞かされる。