第7回明石セミナー ニュース

袴田家物語

2018年02月04日 23:58



さぁさぁ~今年もこのお方が埼玉は三芳からご到着~


いよっ、待ってましたと参加者のみなさん。

教室内では、野菜作りのポイント、土、水はけ(水、空気の対流)、日当り(光合成、適温)、適期播種(播種時期)、適地適作(品種と地域の相性)、タネ(自家採種による形質の固定、環境への順応)、適期に手をかける、裁植密度(根っこの競合を避け、必要な根圏や日当りを確保)、前作(片付けた時期がいつか、片付けてすぐ作付けると良くない)・・など、これまでの失敗から学んだ事柄が話されました。

また、今年の作付け予定表、畑の作付けデザイン図が配られ、ここでは収穫終わりの時期を揃えてるのがポイントとのこと。次に作りやすいように。

参加者からの質問もいくつかありましたが、ここでは草に関することをご紹介しましょう。

まだ寒いし、草は小さいし・・草をいつ取るか悩んでいるという質問に・・

明石さんの答えは、「今!」。

節分も過ぎたら、寒くても畑はもう春と考えるとのこと。

草は小さくても根は張っているので、ちょっと暖かくなると一気に草に覆われてしまい、草との格闘に大変な労力がかかってしまう。そうならないためには今!今とっておく!

ランチタイム後に・・


みんな何をのぞいているのかというと・・・ コレなんです!








「手前みそ」 左は普通の味噌、右は麦味噌。

農薬も肥料も使わないで各自作った大豆で、みんなで1年分の味噌を作ろうプロジェクトのリーダーTさんが、去年作った味噌を持ってきてくださったのでした。

試食したら・・「んん・・んま~い!」と目が丸くなりました

なんて言ったらいいでしょう・・やさしくまろやかな味。いかにも手作り~

この味なら・・俄然意欲がわいてきますね

さてさて、畑に行きましょうか~ さ・さむ~いって、雪は降りませんが・・浜松は。

















いろいろ収穫しました!大根は、よく育って形のいいものを選抜して植えなおします


種をとるためです。

明石さんが言いました。

「種とりをするのは・・自分たちの食糧を作る自由を持つということです!」

種さえあれば、作れます。が、種を他に依存していると、自由には作れません。

自分の畑で育てた種なら、土地になじんでいるので作りやすいうえ、たとえば大根などは好みの形で固定できます

さらに、その種から苗を作るための育苗用温床作りについても学びました。

「苗半作」と言われると明石さん。

つまり、栽培の半分は苗で決まるということです。苗の出来が作物の出来を左右する!

最後に、作物を収穫して、みんなで分けました。

ネギ、大根、人参、山東菜、カラシナ2種、みやま小カブ、小松菜、ターサイ・・・

そうそうターサイについて、ちょうど「食べもの通信」2月号に載っていました。

<2月の旬>と題して・・2月が旬のターサイは、「如月菜」の別名もあり、「豊富に含まれるβーカロテンは体内でビタミンAに変化し、皮膚や粘膜を保護して免疫力を向上・・」

おいしい食べ方は・・浅漬け、お浸し、炒め物(ベーコン、イカ、エビと合うとか)

ご参加のみなさん、今日収穫の野菜を食卓に並べましたか。

私は、とりあえず、サラダやスープにしました。

カブの柔らかいこと!どの野菜も口にいれるとほんのり甘さが残り、すっきりした味で美味しい!

無肥料無農薬栽培バンザ~イ!!!って味ですね

今年もまた、農薬も肥料も使わない野菜作りをみんなで学びながら楽しんでいきましょう







関連記事