2021年10月17日

「中学生でもわかる袴田事件」続き

静岡新聞朝刊に掲載されました。
「中学生でもわかる袴田事件」続き


今回は、日本国憲法(38条)や刑事訴訟法(319条、336条)、さらに国際人権規約も確認しました。

また、「検事正が答える裁判員裁判」を紐解き、有罪を証明する責任は検察官にあること、裁判員が判断すべきは検察官の立証であることを確認。

それから「袴田事件」を検証、参加者のみなさんに有罪か無罪かを×か〇の意思表示で判断してもらいました。

「有罪×」表示にした人は、ゼロ。

そこで、最後に袴田ひで子裁判長が、「袴田巖は無罪」と判決を言い渡したのでした。
「中学生でもわかる袴田事件」続き


参加した中学生の感想は、「わかりやすくて、中学生でもわかった。裁判では、検察の主張、立証が裁かれるのだということを知った」

高校生の感想は・・「今回は来てよかった」、「えん罪を訴えていくことは、今後そのような事を防ぐ上で大切だと思う・・色々な情報が入ったので家に帰って整理したい」、「裁判で何を裁くのかを今のうちに知れてよかった」、「自分が誤解していたのがわかった」などなど。

参加者みなさんが裁判員になったつもりで、袴田事件を検証。時々に、「有罪」か「無罪」かを問われ、各自が意思表示する形をとったことに対して、「自分の頭で考えて参加するのが、とてもよかった」とも。

巖さんの街歩きに同行していると、高校生が挨拶してくれたり、「あれ、あの人・・」とヒソヒソ話をしたりということがあります。

袴田巖さんの事件に関心を持っている若者が多くいることを、常々感じていました。

今回、参加してくれた中学高校大学生たちは、刑事司法や袴田事件への知見を深めてくれたと思います。

未来を担う若い世代にも、知らせて行きます。

オマケですが・・中学生のお姉ちゃんに付いてきた小学5年の女の子。

後ろで聞いていました。

会がおわったら・・

「中学生でもわかる袴田事件」続き
「あのね、ピアノの先生になろうと思ってたけど、弁護士になることにした」びっくり

期待しましょうキラキラ







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