2024年05月10日

袴田事件再審 支援団体連盟・裁判所に傍聴席拡大等要請

私たち「袴田さん支援クラブ」も加盟している支援者の全国組織「袴田巖さんの再審無罪を求める実行委員会」は、5月8日に静岡地裁へも要請書を提出しました。

(写真は、9日買物袋下げて浜松駅を歩く巖さんです)
袴田事件再審 支援団体連盟・裁判所に傍聴席拡大等要請



以下、要請書です。(読みやすくするため、1行空けは筆者による)

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法廷の変更と一般 傍聴席の 空席対策に関する 要請書 2024年 5 月 8 日

静岡地方裁判所長 永淵 健一 様
静岡地方裁判所刑事部 裁判官裁判長 國井 恒志 様

 これまで 14 回開かれた、 いわゆる「袴田事件」の再審公判 の一般傍聴席は、私たちの再三にわたる 拡大 要請にもかかわらず 、 残念ながら 30 席にも満たない状況が続いています。 したがって 、 傍聴希望者は 毎回 倍率 4 倍程度の 抽選 を余儀なくされ 、 抽選に外れる人 は 相当数に上ります。 その上、 こうした状況に もかかわらず 、 当選者が何らかの理由で公判の傍聴を辞退した場合でも、当該傍聴席について 傍聴人 を 補充 する 措置 が取られ ないため 、空席のまま 放置される という事態が生じています。

 残る 公判は 、 論告・弁論 期日 と判決 期日 の 2 回のみ ですが、いずれも初公判並みかそれ以上の傍聴希望者が 来庁 することが予想されます。 そこで 私たちは、 残り 2 回の公判について、 これまでの要請事項である、 以下の要請を再度行います。
1.現在使用している202号法廷を、最大の 201 号 法廷への 変更 すること。
2.空き法廷でのモニター傍聴の実現 を行うこと。
3.一般 傍聴席 に空席が生じ た際に 、 以下の ような対策を講じ、空席のまま放置することがないよう にすること 。

(1)抽選の際、当選者の他に 、 同数の補欠当選者を 順位を付けて 選定 す る。
(2)当選者には、リストバンド 型傍聴券 の他に、指定 された 傍聴席の番号札を交付する。
(3)何らかの理由で当選者が傍聴を辞退 した 場合、 当選者は 上記 ( で 交付された 番号札を裁判所に返却する。
(4)休憩時間 やトイレ 等 の理由 で当選者 が法廷から 一時 退室する場合 も 、 番号札を裁判所に 返却する 。
(5)当選者が傍聴を辞退した場合に加え、 次に掲げる事態が生じた場合 は 、当該傍聴席に空席が生じたとみなす。
① 当選者が 、 休憩時間終了 後 10 分経過しても法廷に戻らない とき
② 当選者が 、 休憩時間以外の理由で法廷を 退室した後 10 分経過しても法廷に戻らないとき

(6)空席が生じた傍聴席について空席が生じた傍聴席については、補欠当選者、補欠当選者の順位にしたがって補充することとし、当該補充傍聴人のリストバンド型整理券番号を掲示板及びウェブウェブサイサイトで告知する。

※ 補欠当選者順位最上位の者が傍聴を希望しなかったり、補充傍聴人に関する告知から15分経過しても名乗り出ない場合は、次位の者を繰り上げて補充する。

(7)上記(6)の補充傍聴人にリストバンド型傍聴券と上記(3)で返却された番号札を交付する。

以上

袴田巖さんの再審無罪を求める実行委員会

〈構成団体〉日本国民救援会/日本プロボクシング協会袴田巖支援委員会/袴田巖さんの再審を求める会/袴田巖さんを救援する静岡県民の会/袴田巖さんを救援する清水・静岡市民の会/袴田さん支援クラブ/浜松・袴田巖さんを救う市民の会/無実の死刑囚・袴田巖さんを救う会
連絡先:静岡市清水区石川本町16の18


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