袴田家物語

本日１０日、静岡県庁で袴田事件弁護団の小川秀世主任弁護人が記者会見を行いました。


本日、静岡地裁に２通の意見書を提出したことについてです。

ひとつは、「被害者等の意見陳述の申し出に対する意見書」です。

「検察より申し出のあった被害者等による意見陳述あるいはそれに代わる書面の提出は認められるべきではない」というものです。

理由は・・
１，「申し出者」（被害にあった専務一家の中で唯一生き残った長女の子供）は、法律上、被害者等には含まれないこと。

２，再審公判は請求人（被告人）の利益のためのものであり、再審請求審で「無罪を言い渡すべき明らかな証拠をあらたに発見した」とみとめられてのこと。本件は、通常の裁判とは違い、有罪か無罪かが問われているだけで、通常の裁判とは違い量刑が問題となる余地がない。審理に無意味な被害者等の意見を公判審理に持ち込むことは許されない。

小川弁護人は、「みんなが早く袴田さんを無罪にしてあげたいと思っている時に、このような意見陳述は「申し出者」のためにもならないだろう」と述べました。

大体、この「申し出者」は、事件のときに生まれてもいない人です。検察側に立って、巖さんを犯人と決めつけて（思い込んで）の陳述とは！

そんな人を探し出してきて・・検察も破れかぶれで更に歴史に汚点を残すのでしょうか・・。

もうひとつは、「バッチを外す指示に対する意見書」です。

この「バッチ」とは、わが「袴田さん支援クラブ」が作った「袴田サポーターズクラブ」の会員章「幸せの花」バッチです。

小川弁護人の胸にいつも付いている、コレです↓　


袴田弁護団の中ではたくさんの方が胸に付けてくださっていました。



これが、意見書出すほどの問題に！

なぜなら、４月２２日公判1４回目にして裁判所が「このバッチを付けては法廷に入れません」と言い出したからです。
１３回までは、弁護団もひで子姉さんも私もバッチを付けて入廷していたのに、ビックリです！

意見書の趣旨は、「袴田サポーターズクラブのバッジについて、補佐人、弁護人、傍聴人が法廷で装着することを認めていただきたい」です。

理由は、「袴田氏を物心等さまざまな形で支えている方たちのバッチである」「バッチには・・所属を示すだけの意味しかなく、裁判所に対する要求等が記されているわけではない。・・文字は・・向かい合った人からみても、まったく読むことができないような記され方である。・・一般的に法廷での装着が禁じられているゼッケン、はちまき等とはまったく違っている・・これまで１３回までは本件バッチを外すように裁判所から指示されたことはなく・・なんらのトラブルもなかった・・現段階になって、裁判所が本件バッチを外さねばならないと指示することは、まったく理由がないというべきである」

余談ですが、私はいつも入廷するまではひで子姉さんと一緒に控室にいます。１３日の最初から弁護団もバッチを外すよう言われ外して入廷したそうです。が、「待子さんがバッチをして入ってきたからビックリした」と弁護団のお一人。え？？それを聞いた私の方がビックリ。だって誰にも何も言われていませんでしたから。ですが、見つかったか。午後の入廷時には、「すみません、そのバッチ外していただけますか」と裁判所の方。「どうしてですか？」「バッチに、被告人の名前が書いてあるからです、すみません」と、低姿勢ではあります。「は～？今までずっと付けてましたが」と言ったものの、付けては入れない雰囲気。「お姉さんもですか？」「あ、ちょっと聞いてきます」・・・「あの、ひで子さんはいいそうです」
そこで、バッチを取らなかった小川弁護人とひで子姉さんの２人だけがバッチをつけたまま法廷にいたのでした。

この「幸せの花」バッチ、どうして「幸せの花」なのだかご存知でしょうか。
サポーターズ会員の方はわかりますね。

ぜひ、２０１８年５月１８日のブログをご覧ください。わかります！

２０１８年５月のブログはコチラです↓１８日のを探してください。
（６年前の巖さん、ひで子姉さんがいます。全部見ても・・懐かしい！）
https://npokitchengarden.hamazo.tv/d2018-05.html

「幸せの花」バッチを付けたい方はコチラです↓
http://free-iwao.com/support/