2015年05月17日
日本人の過剰な美意識
こういう人参がスーパーにあったとして、普通の人は手にとりませんよね。
見た目、悪いですもの。土までついてるし・・手が汚れるじゃないですか。汚い!(と、思われてしまう)

普通は、こっちのきれいな方を選ぶでしょう。
しかも、不揃いで値段が高めとなったら、もうダメだ。
農薬も肥料も使わない自然栽培で安全!なんて言っても、「安い・きれい」に勝てませんね。
ほんの一部の人を除いては。
これは、人参に限ったことではありませんね。
きれいで大きさも揃えるためには、たっぷりと肥料を入れ、様々な農薬を使います。
それらは、単体で「安全基準」が定められていますが、私たちはそれだけを食べているわけではありませんから、「安全基準」はオーバーしますよね。それも「安全」と言われているようですが、そもそも虫や菌を殺す薬物の「安全基準」が絶対安全であるはずがありません。
セールスの魔法の基準は、安い・きれい・簡単・便利・「おいしい」です。
消費者が、それに集まるからです。
そうでしょう?買い物するときは、そういう基準で選びませんか。
安くて、きれいで簡単便利でおいしい物を作るのには、数々の化学物質の添加、合成なしではできません。
多種多様な化学物質てんこ盛りです。その「おいしさ」は偽物なんですよ。自然の物は、もっとずっとおいしい。
でも、自然の味を知らないと、だまされても気付かず、それが本物と錯覚しいます。
果汁なんか一滴も入っていないジュースを「おいしい」などと買って飲むわけです。
それで、医学がめざましく発達してきたといわれながら、病気やアレルギーに苦しむ人が減らないどころか増えているのと無関係では
なさそうです。
こういうお手軽好き、安さ基準の選択が、健康から遠ざかって病気に近づくことに気付いて、本物を手に入れましょう。
美意識は、見せ掛けではなく本物に!
買い物の基準は、安全にしましょうよ!
もっと詳しく知りたい方は・・・
『食品の裏側』『食品の裏側2』 共に 安部司著 東洋経済新報社
Posted by 袴田家物語 at 21:01│Comments(0)
│食の安全