袴田家物語

6月30日は、旧清水市横砂で、こがね味噌専務一家強盗殺人放火事件が発生した日です。

56年前のこと。

その後、なぜか従業員だった袴田巖さんが犯人に仕立て上げられていき・・

こがね味噌事件は、「袴田事件」になっていき・・

なんと、死刑冤罪事件となっていき・・

2014年静岡地裁で再審開始決定と同時に巖さんは釈放され自由の身になったものの、2018年高裁で棄却され、最高裁で高裁に差し戻され、現在高裁で再審をするかどうかの審理が続いている訳ですが・・

一体、いつになったら無実の巖さんが無罪になるのか・・

「今、事件の裁判をやったら、有罪にする裁判官など一人もいないでしょう」

そう元検事の方が言うように

巖さんは、もう8年も自由に浜松で暮らしているんですよ。

それは、実質的な無実の証明でしょうよ。

そんなこんなを、浜松駅前で通行人に訴えました。


広範囲に散っているので写ってはいませんが、「袴田事件がわかる会」に参加して「黙っていられない！」となった方々と総勢16名でチラシを配布したり、マイク握ったり・・汗かきました


「さっき、袴田さん、見たよ」と、いう方も。巖さんは今日、「三重の大仏見に行くんだ」などとおっしゃっていましたが、いつものコースになったのですね

「あの時、横砂で、火事見てたよ」などと言う方も通りました。

「袴田さんの無実は、わかってるよ」。そんな声も聞かれました。

みなさん、お疲れさまでした！

暑いので、今回ひで子姉さんは家に。「暑いから、気をつけなよ！」そう言って送り出してくれました。
(ヒゲを剃ってあげた後、マッサージするひで子姉さん）


今度は、巖さんが逮捕された8月18日にも街頭宣伝やりますよ～





  

第55回「袴田事件がわかる会」ご参加の方からリポートが届きました。

毎回、熱心に参加してくださるうえに、ここまでしてくださるとは・・
会の様子がよくわかります。


ありがとうございました～！




  

6月26日（日）、ひで子姉さんと清水に行ってきました暑かった～

巖さんの再審無罪を求める集会があったからです。

巖さんを誘いましたが、返事は「そんなとこ行ったってしょうがない」
清水は、事件が起きたところ。色んな思い出ありますね‥巖さんには。

写真撮影時より、実際は参加者が増えています。


ひで子姉さんの元気な声ひびきます。

「イワオは、のんきに自由にさせておくのが1番と、私は思っている。何時に寝ようが、何時に起きようがいい。・・・その分、私のほうは大変なんですけどね・笑。イワオの（獄中）48年に比べたら、そんなこと何でもない。・・・裁判というのは、出てみないとわからないですが、私は大いに期待しています」

会場からの大きな拍手に包まれました
静岡新聞記事はコチラ↓



また、昨日は東京高裁で三者協議が行われました。
協議終了後、弁護団が開いた記者会見に、ひで子姉さんはZOOMで参加。

NHKニュースはコチラ↓
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220627/k10013691171000.html

7月22日、8月1日、5日と、証人尋問が開かれます。
再審請求申立人のひで子姉さんの傍聴が、初めて許可されました。

暑い中ですが、ひで子姉さんは行きます！

事件当時33歳だったひで子姉さん、56年も闘い続けて・・

今、89歳、弟の冤罪晴らす正念場の夏



  

「イワオさ～ん、山形のサクランボですよ～」

巖さんは、目を閉じて無言でムシャムシャ・・

毎年、私の幼なじみMちゃんから届くサクランボ甘～い


Mちゃんは、巖さんのことを気遣い、応援もしてくれています

ありがと～





  

今日の中日新聞朝刊です。（たぶん、東京新聞にも）


ちょっと、下段が切れてしまいました

明日は、「袴田巖さんの再審に向けて」と題した集会が開かれます。
袴田巌さんを救援する清水・静岡市民の会主催

ひで子姉さんもご挨拶します。
巖さんの出席は６～７割の確率かなぁ・・直前にならないと分かりませんが。

日時：26日（日）午後1時半～4時
会場：清水テルサ6階（JR清水駅東口　徒歩5分）
ゲスト；角替清美弁護士（弁護団報告）、白井孝明（袴田さん支援クラブ）

当初のゲストは、鴨志田祐美弁護士（大崎事件弁護団事務局長）でしたが、大崎事件再審請求が22日鹿児島地裁で棄却決定が出されたため急遽変更となりました。

私も、半年間の「袴田家物語」をお話する予定です。

お出かけくださいませ。




  

23日、中日新聞（浜松・遠州版）です↓


講演は、YouTube「袴田チャンネル」でご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=PpXn1jIfOlM

巖さんは、無実で死刑宣告受けています。死刑の問題は避けて通れません。





  

怒りが収まらない昨日の大崎事件4次再審請求の棄却決定ですが・・

元裁判官有志10名が棄却批判の声明を出し、記者会見を開いています。

NHK NEWS WEB　鹿児島 NEWS WEBです。ご覧ください。
（20分後くらいに動きが出ます）
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20220622/5050019144.html　



写真左の方、村山浩昭氏と思います。写真を見てアッと思わず声をあげてしまいました。

2014年3月27日静岡地裁で袴田巖さんの再審開始と死刑及び拘置の執行停止を決定した裁判長です。

村山元裁判長の英断が、今の袴田巖さんの自由な日々をもたらしたのです。

そして、弁護士になられた現在、こうして冤罪被害者救出に尽力されている・・

日本の刑事司法に正義が取り戻されますように・・。

静岡新聞WEBは、コチラ↓
https://www.at-s.com/sp/news/article/shizuoka/1084119.html

また、昨日、鹿児島地裁前で決定を待つライブです↓。

棄却決定直後の鴨志田祐美弁護士　MBCニュースライブ
https://www.youtube.com/watch?v=hJS-NSIkMjw




  

地裁、地裁、高裁と、過去3度も再審開始決定が出ていながら検察の抗告で翻り

４度目の再審請求をしていた大崎事件・・

周防正行監督も支援し、事件の再現映像を制作したり・・

そこに裁判官も見学に来たり・・

強力な新証拠あり・・再審開始は間違いないと思われていました。

それが、まさか・・

今日、鹿児島地裁で出された決定は、請求棄却。

再審は認めないというものでした。

それをニュースで見たひで子姉さんは、再審請求人・原口アヤ子さんと弁護団を激励する動画を鴨志田祐美弁護士（大崎事件弁護団事務局長）に送りました。無実を訴え続けるアヤ子さんは95歳。

ひで子姉さん、いつにない強い声の調子です！

「アヤ子さん、元気にしてる？・・もう、裁判というのは、こういうもんですよ。これに負けないで頑張っていきましょう。あなたも元気出して！私も元気だしていくけど、ともかく１００までも生きて、お互い頑張っていきましょう。弁護士の皆様も、がっかりなさっておいでと思いますが、負けてたまるか！です！」


「全く、制度が悪いだから、行ったり来たりしてる…国は、なかなか認めない。それに負けちゃいかんのよ！死ぬにも死ねんよ！ともかく、向かって行くしかない！」

原口アヤ子さま、ご家族の皆さま、弁護団の皆さま、支援者の皆さま、大変お疲れ様です。
困難な闘い、応援しています！

  

みなさま、お待たせしました！

第55回「袴田事件がわかる会」ゲスト講演、YouTube「袴田チャンネル」でご覧ください


コチラ→
https://www.youtube.com/watch?v=PpXn1jIfOlM

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今日は、大崎事件再審請求の鹿児島地裁決定が出ました。

あろうことか、棄却。

ひで子姉さんのコメントを、この後アップします。
佐藤大介氏講演を見ながらお待ちくださいませ。




  

袴田巖さんは無実なのに死刑！

死刑は、避けて通れない。

55回目の「袴田事件がわかる会」は、死刑についてです。

『ルポ死刑』　の著者、佐藤大介さん（共同通信論説委員・編集委員）をゲストにお迎えしました。

まずは、速報写真をご覧ください。（後部席は写っていません）


トップバッターは、ひで子姉さん。

「イワオですが、＜どこ行ってきたの？＞と聞けば、「学校」とか答えるようになったんです。前は、何聞いても知らんぷり。聞こえているのかいないのか、わからなかったんですがね。この頃は、聞けば必ず返事するの。イワオもよくなっているけど、裁判もよくなっていると思います。今が正念場です」。
会場からは拍手が。

小川先生（袴田事件弁護団事務局長）が静岡から駆けつけてくださいました。
急遽、裁判の現状報告を


佐藤大介さんの登場、「死刑を知るための100分間」です。

佐藤さんの講演は、YouTube「袴田チャンネル」にアップします。
少しお待ちください。


国が死刑執行について全く情報開示しない。
なので、日本国民は知る由がなく・・なんとなく「死刑賛成」が8割。これは大問題。


オマケ・・始まる前の二人。もう40年以上の付き合い。


会が終わったあと・・日課の「パトロール」から帰宅したばかりの巖さんと。


今日は、初めての方がたくさん来てくださいました。

「死刑に関する本はありますが、こうしてズバリ死刑に焦点を当てた講演は初めて」

「死刑について考え直すきっかけになり、大変勉強になった」

そのような声が多く聞かれました。