2022年07月27日

22日証人尋問弁護団記者会見

みなさま、お待たせしました。


22日、東京高裁での弁護側証人尋問後、弁護団が開いた記者会見をYouTube「袴田チャンネル」にアップしました。

どうぞ、ご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=ZUpxAtj6NWc




  

2022年07月24日

衆議院議員塩谷立さんと袴田ひで子さん

昨日の続き・・・

東京駅でお好み焼きを食べた後、新幹線ホームへ。

あれ~~塩谷さんだ目びっくり

向こうから歩いて来るは、塩谷立「袴田巖死刑囚救援議員連盟」会長(浜松出身、衆議院議員)です。

「あれ、先生!」と、ひで子姉さん。

「おー」と、塩谷さん。ニコニコです。

「高裁で証人尋問があってね、傍聴してきたとこなんですよ~」

「あれ、そうだったの」「元気でがんばって」と、塩谷さん。


巖さんと街を歩いている時、赤信号で停車中の塩谷さんの横を通ったこともありましたっけ。

塩谷さんは、「あっ!」という表情。たぶん、巖さんだと気づかれた。

塩谷さん、どうぞ、巖さんの再審無罪の闘いを応援してください!

さて、今日の巖さんです下「暑いのか・・」


「見守り隊」の車に乗って・・(3階の巖さんの部屋から撮影)


元気にお出かけになりました!






  

2022年07月22日

袴田ひで子さん 東京高裁へ 証人尋問傍聴

ひで子姉さん、久しぶりの東京です。
弁護側び証人尋問の傍聴が認められたためです。

再審請求審は、非公開のため再審請求申立人であるひで子姉さんすら三者協議に出席できない。
秘密主義!どうして秘密にしないといけないの??何か具合悪い事ある?と疑問ですが・・

そんなわけで・・
浜松7時17分の新幹線に乗ってきました新幹線東京駅で小川先生と合流。集合場所へ


弁護団、いざ出陣。ひで子姉さんが先頭を切っています力こぶ


午前中10時からと、午後2時から、それぞれ二人の尋問です。
弁護側の証人、法医学者。

味噌タンクの中に1年2カ月も入れられた「犯行着衣」とされる5点の衣類。味噌タンクから取り出さられた「5点の衣類」は、肉眼でも「はっきり血の色だとわかったた」と、発見者が証言した赤い血痕跡が広範囲に残されていました。衣類に付着した血痕跡は、1年以上味噌漬けにされても赤みが残るのか否か。それが現在の争点。「赤みは残らない」とする弁護側と、「残る可能性もある」という検察側、それを専門家の知見により証明せよというのが、最高裁が高裁に差し戻した宿題です。
双方の証人尋問が予定されており、今日は弁護側証人の番。

法廷の前の廊下には柵を置き、見張りの職員がいて、一般の人は廊下までも入れないという厳重警備?私は、高齢のひで子姉さんの付き添い人ということで、特別に法廷の外のベンチで待つことができました。
休憩で出てきたひで子姉さんの写真を撮りたかったですが・・裁判所内って、写真撮ったらいけないんですよね。ロビーで怒られている女性見ましたびっくり「消せ」なんて言われて。

終わって・・4時から弁護団が司法記者クラブで記者会見を開きました。

弁護側証人は、味噌タンクの中に1年以上漬かっていた衣類の血痕に赤みが残ることはないことを、化学的根拠を示して合理的に説明したとのこと。

間弁護士は、「最高裁が求めている専門的知見により、赤味が失われる化学的機序を明らかにすること、この宿題ができた」と断言。
また、検察側の「味噌漬け実験」は、事件当時の味噌醸造の状態とはかけ離れた状態と一刀両断にされた模様。

ひで子姉さんは、記者の質問に答えて・・


「裁判だから、決定が出てみないとわからない。でも、私は大いに期待しています」と、力強く語りました。

記者会見の様子は、後でYouTube「袴田チャンネル」にアップ致します。

しばらくお待ちください。

昼食後のひととき、西嶋弁護団長、水野先生(元裁判官)、矢澤先生とひで子姉さん。

女性陣も誘えばよかったですねガーン

終わって裁判所を出るひで子姉さんを、取材カメラが追いかけ・・


あ~~5時の新幹線に間に合わなかった~~ガーン

それで・・「お腹空いちゃったよね」「なんか食べよー」・・こうなりました下


朝6時50分に袴田家を出て、長~~い1日でした。

最後の最後にハプニングもありました。

それは、明日に~バイバイ




  

2022年07月19日

第56回「袴田事件がわかる会」参加者報告

定期便になってきました鉛筆
毎回熱心に参加してくださるKさんからの報告です。


Kさん、ありがとうございました!来月も期待していますニコニコ

今日の巖さん、ひで子姉さんはコチラ↓


巖さん、今日は昼までお休みでした。まだ眠そう・・。

「ほら、目を開けて!」・・ひで子姉さんに言われて、シャキッとした巖さん目


この後、元気に日課の「パトロール」へスタコラ





  

Posted by 袴田家物語 at 23:15Comments(0)袴田事件がわかる会

2022年07月18日

「裁判員裁判の表うら」宮本弘典教授講演 YouTube「袴田チャンネル」に登場

みなさま、お待たせしました。

「第56回・袴田事件がわかる会」宮本弘典先生ご講演を、YouTube「袴田チャンネル」にアップしました。


コチラです→https://www.youtube.com/watch?v=JYLl2DVdEiY

ビックリ仰天の実態、ぜひご覧ください。



  

Posted by 袴田家物語 at 19:06Comments(0)袴田事件がわかる会

2022年07月16日

第56回「袴田事件がわかる会」速報 

浜松は激しい雨に雷雷(みなさんのところは如何でした?)

どうなることやら・・おさまれ~と願っていたら・・

みなさんがお集まりのころには幸いにも傘いらずにまるっ窓開けて換気まる

ゲストの宮本弘典教授をお迎えして、裁判員制度について講演して頂きました。(PCR検査済)


文字通り、言言火を吐く弁舌炎圧巻の100分。

衝撃的な裁判員裁判の内実が明かされ・・

「息を吸うのも忘れてあっという間だった」・・そんな感想もありました。

宮本先生のご講演は、YouTube「袴田チャンネル」にアップ致します。
少し、お待ちください。

ひで子姉さんの元気な声も。来週には証人尋問傍聴に東京高裁へ行きます。

「夜、イワオの布団を敷いてたら、急いで来て手伝ってくれるんですよ。あれ、悪いと思うんでしょうね」と、自分を気遣ってくれるようになってきた巖さんの変化をうれしそうに話す場面も。

長い裁判と妄想する巖さんとの生活抱えながら・・笑顔絶やさず前進するひで子姉さんに会場からは大きな拍手。


今回も、東京、静岡県東部、中部など遠くからのご参加もありました。

みなさま、ありがとうございました。



  

Posted by 袴田家物語 at 23:32Comments(0)袴田事件がわかる会

2022年07月13日

袴田ひで子さん記者会見

巖さんの裁判(再審請求審)も大詰めを迎えています。

犯行着衣とされた「5点の衣類」に付着している血痕の色をめぐる攻防で、弁護側、検察側双方の証人尋問が行われます。それは、今月22日、8月1日、5日の3日間。

傍聴を認められたひで子姉さんと、浜松市役所で記者会見を開きました。

「私は、3日間全て傍聴するつもり」「この目で、しっかり見てくる」と、ひで子姉さん。

2018年高裁での証人尋問を傍聴した時のことにも触れました。
検察側の証人よりも弁護側の証人の方が圧倒的に有利に見えたうえ、「終わったあとにね、部屋を出て若い弁護士さんと座っていたらに(検察側証人の)先生が私に最敬礼して行かれたの。もう、ビックリして・・私は、あの時、勝った!と思ったんです」

「それが、あの結果でしょ。裁判っていうのは、ほんとに決定が出てみないとわからないものなんです」

大崎事件にも触れ、第4次再審請求が棄却された時には、原口アヤ子さんと弁護団に送った激励のビデオメッセージを紹介。アヤ子さんがひで子姉さんの励ましに応えようとされる様子など話し、互いに途方もない長い闘いになっている現実に・・

「負けてたまるか、ですよ。私の父方の祖母はね、あの当時100歳までも生きた人なんです。私もイワオも、その血を引いてるから。100までも大丈夫!みなさん、ご心配いりません」・・笑顔で皆を圧倒するひで子姉さんでした。

巖さんの近況について、「前より話ができるようになった」「お土産を買ってきてくれることも」また、男性が来るとご飯も食べずに出て行くなど男性が苦手だったのに、見守り隊男性の車にも平気で乗るようになった。ゆるんできたことなど、うれしい変化に触れ、健康状態も良好で毎日出かけてはいるが、歩く距離は短くなっていき、「まぁ、それは年でしょうがない」とも。

その巖さん・・
今日もお出かけ時にワンワンうさこにチップ?お小遣い?10円づつあげて・・


さーて、これでヨシ・・


見守り隊、本日当番Iさんの車へ(4月くらいまでは歩いてお出かけでしたが・・)


「いってらっしゃ~~い」と、見送る私に・・手を挙げて応えられ出発(手、見えます?)


こんなふうに、呼びかけに自然に応えられるようにもなりましたハート

証人尋問は、午前午後あり、さらに夕方には記者会見出席と、朝から晩までハードスケジュールです。

巖さんのために、頑張り続けるひで子姉さん力こぶ

みなさん、応援してください。






  

2022年07月12日

第56回「袴田事件がわかる会」講演会のお知らせ

ご無沙汰しているうちに、コロナが勢いづいてきましたねムカッ
みなさま、お元気ですかスイカ

巖さんもひで子姉さんもお変わりなくお元気です力こぶ

今度の土曜日は、「袴田事件がわかる会」です。

もうお馴染みの宮本先生による裁判員裁判についてのお話です。



みなさま、お気軽にお出かけくださいませ。




  

Posted by 袴田家物語 at 20:38Comments(0)袴田事件がわかる会

2022年07月07日

「写真で見る、語る日本の刑務所」ご案内

半世紀近くも独房に囚われていた無実の巖さん(昨日、自宅玄関前)


日本の刑務所は、厚いベールに覆われていて、どうなっているのか知ることが難しいです。

そこで、今回、刑務所についてのオンラインセミナーを見つけたのでお知らせ致します。
主催は、Crimeinfo(NPO法人)

以下、Crimeinfoからの案内より。

■■■CrimeInfoオンラインセミナー「元法務省職員と一緒に 写真で見る、語る 日本の刑務所」7月29日(金)18:00~19:30■■■
2018 年初春、法務省矯正局と各刑事施設の全面的な協力により、東京工芸大学芸術学部写真学科で学ぶ6 名の学生が刑務所・拘置所を訪れて写真を撮影し、それぞれの感性で作品に表現しました。今回は、これらの写真を素材に、実際に刑務所等での勤務経験のある新海浩之さん、中村麗子さんから、「刑務所」について、そして、刑務所と、私たちが構成する「社会」とのつながりについて、お話しいただきます。
なお、日本語から英語への同時通訳もありますので、日本の刑務所に関心のある英語圏の方へどうぞご紹介ください。

2022年7月29日(金)18時~19時30分
Zoomによるオンライン開催
参加費:無料 要事前申込
協力:NPO法人監獄人権センター、Eleos Justice, Monash University

お申し込み・詳細はこちらから
https://www.crimeinfo.jp/notes/イベント/2022/07/03_12712/


■■■新着情報 高橋哲哉氏オンライン講演会「なぜ私は死刑に反対なのか」の動画を公開しました■■■
大変多くの方にご参加いただきました6月18日開催 高橋哲哉さんオンライン講演会「なぜ私は死刑に反対なのか」を動画で公開しました。CrimeInfoビデオライブラリーからご覧ください。

CrimeInfoビデオライブラリー
https://www.crimeinfo.jp/seek-the-death-penalty/civideolibrary/


■■■お知らせ■■■
2022年3月11日にオンライン形式で開催された、第二東京弁護士会死刑制度検討連絡協議会主催のシンポジウム「映画を観て考える『死刑廃止と世論』」の動画が公開されています。
前半の基調講演の講師は本庄武一橋大学法学研究科教授、後半の審議型意識調査に関するコメントは佐藤舞モナッシュ大学准教授(エレオス・ジャスティス研究所所長・CrimeInfo副代表)が担当しています。
日本政府が死刑存置の根拠の第一に挙げる「世論」の実情について、より詳しく知ることが出来ます。

第二東京弁護士会ホームページ: (3/11)シンポジウム「映画を観て考える『死刑廃止と世論』」動画公開のお知らせ https://niben.jp/news/report/2022/202206093317.html

なお、シンポジウム内で上映された「望むのは死刑ですか~考え悩む”世論”」は、CrimeInfoにお申し込みいただくことで無料にて視聴することが出来ます。詳細はこちらから。 https://www.crimeinfo.jp/seek-the-death-penalty/documovie/


  

2022年07月02日

今日の袴田巖さん 「三重の大仏へ行きましょう」

昼ご飯のあと・・

「今日は、三重の大仏に行かにゃ」と、巖さん。

えっびっくり三重?三重って・・どこから出てきたのでしょうか?

「何しに行くんですか?」(聞いてみた)

「えー、見に行くんだがね。研究だね」

返事のかわりに頷いた私。三重に行ったつもりになっていただけるところ??と、考えるのですが・・

三重っぽいって・・わかりませんガーン

それなら大仏・・と考えても・・思い浮かばず・・

とりあえず・・

日課の「大学、先に行きますか?」と言ってみると、「ああ、行かにゃしょんない」の返事。

行きました~車

土曜日だから学生の姿はありません。木陰でジュースを美味しそうに飲む巖さん。
吹き抜ける風が、とっても気持ちいいまるっ

気が変わりやすいところもある巖さんです。このまま浜松駅周辺ルーティンになるか・・

なりませんでしたっけキャー

大学の校門を出る時、「これから三重の大仏に行きましょう」と、巖さん汗

「はい」と、返事はしました。

そして・・行った先は、ココです(浜松の街中)。どうでしょうか・・。
大きな菩薩像に、巖さんは驚かれた様子で足が止まりました。

近づいて・・しばし立ち尽くし・・お賽銭を。


隣には弘法大師像。


お釈迦様の足型?ここにも、お賽銭。


黙して語らずの巖さん。静かに、ここ竜禅寺を後にしました。

さて、次はどこへ行こうか・・と、車を走らせていると、神社がありました。

「イワオさん、神社ありますけど、お参りしていきますか?」

「お参りしにゃ、しょんない」

車を降り、神社へ。


通りすがりで名前も知らなかったのですが、「親合神社」と書いてあります。
「シンゴウ」?いやいや、「ムツアイ」と読むようです。

参拝。巖さんは何を思って手を合わせておいでなのでしょう・・。


めずらしく蚊がいない!だれもいない!夕方になり暑さもやわらぎ心地よく・・
「お茶にしましょうよ、イワオさん」

巖さんは、景色を眺めながらゆったりと。

近場だったし・・どうだったでしょうか・・気になりながら袴田家の駐車場に車

「イワオさん、到着しました」

「はい、おつかれさまでした」(ちょっとゴニョ気味ではありますが)と、巖さんが言ってくださり、ホッとしたことでした。巖さんの口から「おつかれさま」なんて、以前のこと思えば感慨深いです。

帰宅後、しばらくすると・・「ただいま~」の元気な声スピーカー

真っ赤っかな顔して・・「選挙、行ってきた~」

ひで子姉さんは、期日前投票を済ませてきたのでした。(自転車で!)

巖さんは、現在も選挙権がありません。