袴田家物語

フーンだ


今朝、袴田家に着いたら・・秀子姉さんが怒ってる

ど、ど、ど～した・・？

「トシヨリ、トシヨリ、ってさ・・なんだよー」

あ～わかった

秀子姉さん、今日は東京で会議、明日は徳島へ飛ぶ予定だったのです。

それが、新型コロナウィルス流行により秀子姉さんを心配する弁護団の先生や支援者から止められて、参加を中止にしたのでした。ゲストスピーカーだったんですが。

そのとき、みなさんが秀子姉さんの年！のことを言われたのでしょう。

確かにねぇ・・特別な人だからねぇ・・巖さんの裁判あるしねぇ・・万一ってこともねぇ・・あとで後悔したってねぇ・・

私だって言いたかった！！！

でも、私が言ったって聞く耳持たないでしょ。

私なんか秀姉にひっぱたかれるのが関の山だ！

そう秀子姉さんに言ったら・・

ギャハハハハ～～


「大体さっ、みんな、やたら食べるからなんだよ！！間食するでしょ！クチャクチャいっつも食べて。だから体も悪くなるんだよー」


「お腹空いたら、水飲めばいい！」


「みんな」って、私のこともでしょうかぁ・・・いっつもは食べておりませんが～

確かに、秀子姉さんは「やたら」は食べないですね。
夕食食べない、間食しない、ですもんね。
それも驚異的な若さと関係あるかもしれない。
空腹時には免疫力が上がる・・なんて説もありますね・・。
秀子姉さんみたいに、お肌ピカピカの元気モリモリになりたい方はお試しください

女ふたりがギャーピー騒いでいる横で・・巖さんは、我関せず・・


歌でも歌おうよ～お姉さん～で一件落着



仙台・筋弛緩剤冤罪事件『守大助さんを支援する徳島の会』のみなさま、この度は秀子姉さんが参加できず大変残念がっておりました。

浜松の地から、守大助さんとご両親、そしてみなさまの支援活動を応援しております。





  

お昼ご飯の後・・・

ふと巖さんを見ると、笑ってらっしゃる・・それも可笑しさをこらえきれないような笑い。

なに？なに？なに？

そばに飛んで行って、聞いてみました。

＜イワオさん、なにが、そんなに可笑しいんですか？＞

「え～、黄金の鳥になったんだ」

？？？

私がこれまでお聞きした話の中で、「黄金の鳥」は初登場です。

＜黄金の鳥ですか？＞

「神力で黄金の鳥になれるんだ。神力でね」

＜だれが、黄金の鳥になるんですか＞

「ハカマタ　イワオだ」

＜黄金の鳥って、どんなのですか？＞

「黄金の鳥は、食う力を持ってる。悪を全部食っちゃう・・ククククク（笑）」

＜そうなんですね＞

「気持ちがいいと、黄金の鳥になるんだね」

＜では、イワオさんは、今、気持ちがいいのですか？＞

「そういうこと」

私は心からよかったと思いました。巖さんが気持ちよく過ごせることが1番ですから。

一方で、途方もなく長く苦しい獄中の時間を、このように空想の世界に楽しみを作って生きて来られたんだ。そして自由がある今も、まだ「悪」から自由になれない現実に、切ない思いも入り混じるのでした。

このあと、イワオさんが出かけられるのにお供しました。

出発前、階段下で写真を撮らせて頂きました。


どんなお顔かな・・と心配になりましたが・・

自らVサインを作られ、ご覧のとおり、穏やかなお顔でした。

よかった・・。

今朝の中日新聞朝刊（東京新聞にも？）に大きく巖さんの記事が載ったためか

街中でたくさん応援の声をかけられました。


「ハカマタさん、お体気をつけてね」「応援してます、ずっと」と巖さんの手を握りしめる方も。

巖さんは、浜松ではヒーローです。





  

スマホ見つめる秀子姉さん、その脇には巖さん

何をしているかといいますと・・

「第4回・狭山事件の再審を実現しよう市民のつどいin関西」にテレビ電話でメッセージを送っているところ。


お出かけしようとされた巖さんを、「ちょっとだけ、ね、ここへ」と誘いました。

実は今日、秀子姉さんは、この集会へ参加するため大阪へ行く予定でした。

ですが、主催者の方たちがコロナウィルスのことをご心配になり、急遽変更。

袴田家からの参加となったのでした。
（マスクの女性は大阪からテレビ電話のために飛んでらしたキャラバン隊の方。若い！）

秀子姉さんの来場叶わず残念がられた一方で、「思いがけずに巖さんのお元気なお姿もみることができて・・」と、司会の方が喜ばれる場面もありました。

巖さんは、きょとんとしておいで、「もう行かにゃー」と、じきに「仕事に」お出かけになりました。

「2月24日の集会を狭山・袴田・大崎各事件の再審実現の一助とすべく最後まで頑張りたい」という集会には、500名もの方がご参加とのことでした。熱いですね

さて、それが終わると・・

「やる？」と秀子姉さん


やりました


「スター誕生」です！


＊秀子姉さんの誕生パーティの動画は、3回シリーズになるのだそうです。
　明日？2回目が出されると思いますが、3回目は全体のダイジェスト版になっているので、おススメです。3回目は今度の日曜日22時30分にアップされるとか。ご覧くださいませ。






  

8日の秀子姉さんの」誕生パーティで・・何をしているかといいますと


ナイフを入れていますケーキの代わり～。


甘い物を好まない秀子姉さん、ケーキの代わりに焼きそばにしたのでした。
秀子姉さん、焼きそば大好きだから

この誕生パーティの動画がYouTubeでご覧いただけます。

仲間が編集してアップしてくれました。

現在、2回シリーズの前半だけです。後半は明日？アップされるようです。

後半は、袴田秀子リサイタルなど、見どころ満載

YouTube　袴田秀子誕生会で検索してください。
（李徳全研究会のサイトで、最初にその説明が流れます）






  

昨日は地元テレビで、今朝は新聞等でも報道されましたが、昨日秀子姉さんは東京へ

「無実の死刑囚・袴田巌さんを救う会」のメンバーと共に、最高裁へ集めた署名を提出に行き、記者会見にも出席してきました。




「イワオは無実なので必ず勝つ」と力強く言ったとのこと。
（写真は「救う会・松田さん撮影）

秀子姉さんは、朝8時過ぎの新幹線で東京に出かけました。

夕方、巖さんの「パトロール仕事」のお供をして歩いていると後ろから女性の声が・・


振り向くと、なんと、自転車に乗った秀子姉さんではないですか
「3時過ぎに帰って来てさ、印刷機のトナー買ったら間違ってたから、交換に行ってきたのよ～」

「先、帰ってるね」と、スイスイ自転車こいで行ってしまったのでした・・それも結構なスピードで

あっけにとられて、カメラ出すのも忘れた私。

ふつう、東京往復なんてしてきたら疲れませんか？

帰宅後直ちに、自転車で買い物行きますか・・。

すごい87才でしょ～。

うれしいですけど・・たまげた








  

シンガーソングライターでボーカル教室も開いている松島聖美さん

8日の秀子姉さん誕生パーティではピアノ演奏しながら歌って頂き、秀子姉さんの歌の伴奏もして頂きました。


実は、リハーサルはなくぶっつけ本番でした。

キーを合わせようとしたり、松島さんが心砕かれた様子が、ご自身のFBに綴られています。

2月10日には、秀子姉さんには絶対音感があるとまも書いてくださっています。

松島さんのお母様が同年代で、「母のような気持ちで演奏させていただきました」とのこと。

「応援しています」とのメッセージもいただいています

このブログへのリンクもはって頂き、ありがとうございました。

松島さんのプロ意識と優しさがあふれるブログ、どうぞご覧くださいませ。

https://www.facebook.com/kiyosaku


https://ameblo.jp/singerkiyosaku/entry-12574243769.html?fbclid=IwAR1F63gidCst81OwYJngjNbzm4dyn1hRfuY8SWyELncEAV6yBJhKI1Qld00










  

秀子姉さんの誕生祝いに届いたお花で華やぐ袴田家




















あれ、めずらしいですね、リビングのテレビ見てるなんて・・


あれ、カラオケ


なんか・・ドヤ顔・・


「スター誕生！サインしてください」なんて書いてあるし

歌が大好きだけど、巖さんが獄中にいる間は、歌なんか歌う気にも聞く気にもなれなかったというエピソードを紹介したら、袴田家にカラオケセットが届いたのでした。

50年分、歌いまくってくださいね～秀子姉さん

巖さんはというと・・あら




東京から「袴田事件にわかる会」に来てくださるTさんから贈られたチョコ、不思議そうにご覧でしたが、手が伸びました。

Tさん、ありがとうございました。

（一度に食べ過ぎないように早々にしまいました～）

平和な袴田家です。








  

楽しく誕生パーティが終わったぞ～

主催者の私はホッとして、みなさんから頂いたプレゼントなど届けに袴田家に行きました

秀子姉さんは2時間半のパーティーにお疲れでしょう・・寝てるかも・・

そう心配して戸をそーーっと開けたら、うわっ


「3人でマージャンやってんの」

（見れば、わかりますけど・・）

「アンタ、どうすんの？」

キャー、断れない！だって、秀子姉さんの誕生日だし・・「どうすんの？」っていうのが私には「座りなさい」と聞こえました

写真を見ればおわかりと思いますが、そこで、参戦いたしました～
（1日、ほぼ食べる暇のなかった私は、巖さんが買い食いして残したパンをかじりながらです）

「見守り隊」ならぬ「麻雀隊」のこの男性二人、忙しくてなかなか来れずにいました。

なので、秀子姉さんのこの顔！

いいプレゼントになりましたね！






  

パーティは、能で厳かに幕が開きました。長寿を寿ぐ「羽衣」です。




袴田事件弁護団事務局長の小川秀世弁護士は、「見守り隊から巖さんについての報告を毎日受けている。1日でも早く決着をつけたいという思いに駆られる。必ず最高裁で無罪に近づけるように」と熱いメッセージ。


「秀子さんは人生の手本で憧れです」とジャーナリストの笠井さん。
















みなさん「秀子さんが元気なうちに何とか解決を」と語気を強め、清水・静岡救援会代表の楳田さんは宮沢賢治「岩手公演」を朗読。賢治の故郷、花巻公認ガイドのジャンパーで登場です。

楳田さんと車輪の両輪で支援活動を強力に担い、巖さん釈放にも貢献した山崎さんは、袴田秀子さん、巖さんの強健な歯について言及。だから元気な今がある、そしてこれからも！と語りました。


誕生パーティに先がけて、朝の7時からTV番組制作のために袴田家でカメラを回したという金監督。巖さんに怪しまれたこと、秀子姉さんの元気の裏には厳しい自己管理があると、毎朝欠かさず行っている「ヒデコ体操」について紹介、魅力は尽きないと話ました。



日本プロボクシング協会袴田支援委員会からは祝電が届きました。



あいさつに立った秀子姉さんは・・「87才になりました。ただ、私は年のことなど関係ない。みなさんが８７だ、８７だとおっしゃるから、そうかなと思いますが・笑。みなさんのおかげで、地裁で再審開始を獲得しました。高裁で棄却されましたが・・イワオがここにいる、私はそれで充分です。再収監されるなんて心配は、私は一切していません。100までは大丈夫かな、と思いますが、今のところは90までがんばっていくと言っておきます」と笑いました。

秀子姉さんは、歌が大好きです。上手で少女時代には学校で独唱させられたこともあるとか。
でも、巖さんが釈放されて戻ってくるまで、歌は聞きたくもなかったし、歌う気持ちにもなれなかったと聞きました。

なので！

「お姉さん、たくさん歌ってくださ～い！」

「あ～、いいとも！」

ということで、ご挨拶の後は、「袴田秀子リサイタル」です
シンガーソングライター松島聖美さんのピアノ伴奏で8曲＆オカリナ伴奏で1曲歌いましたデュエット3曲。






















さ～、笑い声弾けるパーティスナップをどうぞ























































































































































































そして、「we are the world 」の歌が流れる中、みんなで手をつないで踊り～～




最後は、秀子姉さんの健康長寿を願って、3本締めでお開き～～

巖さんをお誘いしましたが、「仕事行かにゃならん」と言われ、お見えになりませんでした。
巖さんは赤い花がお好きとご本人からお聞きしています。
みんなで胸に赤い花を飾り、巖さんも一緒の気持ちです。

私たちは、秀子姉さんと共に！








　
  

「袴田事件がわかる会」、記念すべき第30回は秀子姉さんの誕生パーティにしました


弁護団事務局長の小川秀世弁護士はじめ、古くからの支援者もかけつけて、賑やかに秀子姉さん87才のお祝いをしました。

速報のスナップをお届けします。小川秀世弁護団事務局長


小川弁護士の音頭で乾杯！


バースデーケーキのつもり。秀子姉さんの好きな焼きそば！
（秀子姉さんはケーキなど甘い物食べないので）













詳しくは続編で