2021年05月29日

今日の袴田巖さん 見守り隊との関係の変化

久しぶりに、Tちゃん(見守り隊最年少ひみつ)が来てくれました。


「袴田家に来るの、すっごく楽しみなんです」と、Tちゃん。

仕事掛け持ちしてて忙しいのにね・・ありがとう!

何カ月ぶりかなぁ・・巖さん、Tちゃんのこと覚えておいででしょうか・・
と思ってお聞きして見たら・・

「顔、見たことあるなぁ・・」と言いながら、笑われたのでした!
(前には、「邪魔だ。付いて来ちゃいかん!」と言われたこともありました)

あ~写真逃しましたっけガーン

巖さんは、ちゃんとTちゃんがお供すること分ってらして・・お出かけです。

「いってらっしゃ~い」と、お見送りした途端に足を止められ・・


巖さんの視線の先は・・ココ↓


花壇のワンコにお小遣いあげようとされたのでした。

「イワオさん、ワンコはお小遣い持ってますよ」
(ワンコの足の下、前に巖さんがあげた100円玉をお見せする)

「あるのか」

足どり軽く、「街のパトロール」に出かけられました。


2017年、同行を始めたばかりの頃は、私たち同行者を全く無視されていた巖さんですが、今は違います。
「これ、持ってて」「あれ買ってきて」、さらに「アイスクリーム、2つね」と同行者の分も買って下さり、トイレに行きたいと言えば付き合ってくださり・・同行者との交流も進んできています。

そういえば・・「体調どうですか?いいなら車でいきたいんだけど」などと言われたこともありましたっけ。巖さんが他人の体調を気遣われるなんて・・ビックリ仰天でした。

さらに、ビックリ。車を出すためバック始めたら、何と、巖さんが真後ろにびっくり
危ない!何してるの??「ここで待っててください」と言ったのに。

よく見ると、なんと!なんと!巖さんはバックオーライ、車が来ないのを見て私を誘導してくださっていたのでした!!!
えーーっ、ご自分からそんなことをびっくり
後から来たひで子姉さんも、「イワオ、何してるんかと思った。ねー、ワハハ」と、ビックリ。

このような巖さんの変化、私たち見守り隊は、それがうれしく、励みにもなっています。







  

2021年05月27日

今日の袴田巖さん 小さな雷鳥と

今日は雨雨雨雨 巖さんは一日家でゆっくり。たまにはお休みもまるっ

巖さんの前には、雷鳥のヒナ。(ぬいぐるみ)
私のお土産です。

約2万年前日本に来たとか、生きた化石といわれる鳥だとか、今、日本ではアルプスの一部に少しだけいる貴重な鳥だとか、天敵から身を守るため夏には毛が茶色、冬には雪と同じ白に生え変わることなどご説明。

巖さんは、うんうん頷いて、「あ、そう」などと、聞いてくださいました。

そして・・

「これ、どこに置けばいいかなぁ・・」と、巖さん。

巖さんの部屋、座敷にいるワンチャンたちのところへ連れて行ったらどうですか・・と言うと・・
黙って座敷に・・「あー、そこがいいよ。ほら、いっぱいいる」と、ひで子姉さんハート


はい、めでたくひよこヒナも、巖さん動物ファミリーの仲間入りできました。


ここは、巖さんが横になると見えます。

一番大きなワンチャン、玄関で巖さんをお出迎えするようにと、何度か玄関に置きましたが、その度に巖さんはワンチャンを抱えてここ座敷の床の間に移動されるのです。

「寒いから」と。





  

Posted by 袴田家物語 at 23:58Comments(2)

2021年05月22日

鴨志田祐美弁護士の袴田家訪問

浜松にお越しの鴨志田祐美弁護士が、ひで子姉さんに会いに袴田家に立ち寄ってくださいました。

鴨志田先生は、大崎事件弁護団事務局長として原口アヤ子さんの再審無罪の闘いを牽引。
地裁、高裁での再審開始決定を、最高裁が取り消すという前代未聞の事態に
現在、果敢に第4次再審を闘っておいでです。現在は京都に居を移されたとのこと。
自らハンドル握ってご到着です車


「1年半ぶりくらい?ひで子さん、ほんと、お肌の色艶もよくて、元気で何より!」

「元気、元気!アッハッハッハ、元気でいるしかないから。もう、死んじゃったら、おしまい!」

「記者会見した時、『50年かかってるけど、どう思う』って聞かれたけど、今さらそんな、長いの短いの言われたって困るって言ってね、やるしかないって言ったの、ハハハ」「50年闘ってね、負けるなんて、とんでもないって言ってやった、アハハ」


「ひで子さんには、鹿児島に何度も来ていただきましたが、アヤ子さんが喜ぶんですよね。ひで子さんを見るとね、全然表情が変わる。口を開けて、目をカーっと見開いてね」
93才になるアヤ子さん、検察官の抗告をやめさせる法律が必要と力説される鴨志田先生に、「ほんとだよ」とひで子姉さん。

険しい再審無罪への道を歩む二人の話は尽きない・・
鴨志田先生の胸には「袴田サポーターズ・クラブ」のバッチがグッド





別れの熱いハグ・・

「いや~、会えてよかった~」「ホントによかった~」「ほんとに、また会いましょうね」

「今度、カラオケしましょう」とひで子姉さん。「お安い御用です」と鴨志田先生。


「今日は、ありがとうございました。またお待ちしてます。今度はイワオ連れて京都に行きますね」バイバイ
(巖さんは、浜松駅周辺の「パトロール仕事」でお留守でした)





  

2021年05月21日

第43回「袴田事件がわかる会」 YouTube「袴田チャンネル」にアップ

みなさま~お待たせしました!


宮本先生の「袴田事件がわかる会」講演、どうぞご覧ください。

コチラ→ https://www.youtube.com/watch?v=eJAgVQRSqWY

長いですが、引き込まれてあっという間ですよ。




  

Posted by 袴田家物語 at 08:05Comments(0)袴田事件がわかる会

2021年05月19日

昨日・今日の袴田巖さん&デコちゃん

このブログの「今日の袴田巖さん」、「楽しみにしてます」というメッセージが届き・・

「連休で遊びにいってるのかな、と思ってた」とおっしゃったのは先日ゲストの宮本先生びっくり
5日くらい空けてもいいか・・なんてグータラしてたことを反省しましたガーン

まずは、昨日の巖さんです。(右端にいるのは「見守り隊」Uさん)


いつもは判で押したように同じコースを歩かれる巖さんですが、昨日はめずらしく逆方向へ。

2年くらい前のコースだった鴨江観音へ。
歩きながら私は、2018年6月11日高裁で再審開始が棄却される日にも巖さんのお供をして来たことを思い出しました。
あの時は、巖さんも不穏な様子で、マスコミに追いかけられて大変な日だった・・。

巖さんが最初にお参りされたのは・・


門にある仁王像。


巖さんは全ての参拝所を巡られ・・ここはペット供養のところ下


こんなところも・・丁寧に。


池が濁っていて「鯉は見えませんね」「いないか」なんて言いましたが、写真には写ってますね!


ここから、いつものコースに戻られ、帰宅は7時25分。6時間25分に及ぶ「パトロール」でした。

そして、今日の巖さんです下


「見守り隊」本日当番のSさんが優しく身支度のお手伝い・・
(ひで子姉さん、私、Sさん、寄ってたかって大事な巖さんの世話焼いて・・笑)

「今日は車で街を回るからね」とおっしゃる巖さんを乗せて、Sさんは雨の街へ車

「さ~てっと、カラオケでもやるか~」

艶のある大きな声が家中に響きます音楽
お~~OK


どうです、この顔力こぶ


デコちゃんの得意は・・淡海節、鎌倉、叱られて、波浮の港、船頭小唄、蘇州夜曲他、たくさん。

お夏清十郎も上手でした!

みなさん、歌えます?






  

2021年05月17日

第43回「袴田事件がわかる会」続編 静岡新聞、中日新聞に掲載

中日新聞静岡版の記事です。(画像がよくなくて、ごめんなさいガーン


記事が途中で切れてしまいましたが、続きは・・
「・・同クラブの猪野待子代表は写真で袴田さんが、日課の散歩をしたり、支援者と共に県内の神社を巡ったりしていることを報告した。」です。

会の最後は、いつも「今月の袴田家物語」。(これが・・人気なんですよグッド
ひで子姉さんを交えて、私が撮った写真とともに、一カ月間の袴田家のお話しするのです。
ここには出せないアレコレもキャー


こちらは、静岡新聞です下(これも、きたなくてごめんなさい)


さて、続編です。


YouTube「袴田チャンネル」にアップされますので、ここではチョットだけ。

ちなみに、宮本先生は、コロナ陰性の証明書を持参されました。
部屋の両側、天井も開放しています。

先生は開口1番、「ひで子さんとお話していたんですが、こうして毎月毎月定時にみなさんが集まって袴田事件を支援するという、この人の気持ちが社会を動かしていく、本当に力になるんだろうと思うんですね」と、私たちにはうれしいお言葉。

(袴田事件)「全体的に好転しているし、日本の酷い裁判所もいよいよここまで後退を迫られるというほどに、弁護団が献身的に尽力し、ひで子さん、それを支える人々の熱い思いが最高裁を、日本の司法を追い込んでいるという事実というのは間違いがないと思う」

「話したいことがいっぱいあって・・」「あ~時間オーバーしちゃうな~」と、熱い宮本先生。


「本来裁判所は、検察官の主張が十分に説得的かどうかだけを判断する機関」、なのに、有罪範囲を広げていって、結果、「袴田さんに対する有罪判決というのが出てくるわけです」

「日本の裁判所の体質とか日本の刑事裁判が何故そういうふうに変質してしまったか」

それは、なんと、現在も「戦時中非常時体制の刑事司法システムを維持」しているというのです!

「日本国憲法に即して、まっとうな民主主義国家の刑事司法システムができたのではないということ。その悲劇のひとつが袴田事件であり福岡事件である」

えっ、えっ、えっびっくり

驚きませんか。

続きは、YouTube「袴田チャンネル」をお待ちください。

アップしたら、お知らせしますね。(ただ今制作中ニコニコ





  

Posted by 袴田家物語 at 22:48Comments(0)袴田事件がわかる会

2021年05月15日

第43回袴田事件がわかる会 速報




やりました~!

まずは、始まる前の宮本先生とひで子姉さんをごらんください。
「これ、毎月やってるんですよ」とひで子姉さん。


あれ、何?何?・・話弾んで・・見てるほうも可笑しくなっちゃいますね。


楽しそう・・


トップバッターは、ひで子姉さん!

「イワオは、突拍子もないこと言い出したりするんですが、さっきはね、品川に行くって言うんですよ。なんだかわからないですがね。私、今日は行けないからねって言ってきたんです。きっと、街歩きに行くでしょう・・・この前はね・・」と、みなさんが驚くほど元気な二人の様子を語り、会場を沸かせました。

宮本先生は、福岡事件をとり上げて袴田事件はじめ他の冤罪事件にも言及しながら熱弁をふるわれました。




宮本先生の話をDVDにしてほしいと、アンケートに書かれた方もありました。
お待ちください、YouTube「袴田チャンネル」にアップする予定です。







  

Posted by 袴田家物語 at 23:58Comments(0)袴田事件がわかる会

2021年05月14日

宮本先生登場!明日は「袴田事件がわかる会」 

みなさま、毎月第3土曜は「袴田事件がわかる会」です。

明日は、ゲストに宮本弘典先生(関東学院大教授)をお迎えします。

宮本先生には、YouTube「袴田チャンネル」に4回にわたりご出演いただき、日本の裁判、痛恨の歴史を講義して頂きました。

明日は、「刑事裁判の罪と罰 福岡事件」についてです。

第43回袴田事件がわかる会は以下の通りです。

日時:2021年5月15日(土) 午後1時半~4時
場所:浜松復興記念館2階 (浜松市中区利町304-2 五社神社東)
ゲスト:宮本弘典さん 袴田ひで子さん

お出かけください、ひで子姉さんも待っています。


宮本先生のYouTube「袴田チャンネル」はコチラ下


https://www.youtube.com/watch?v=Z55W0XB1GT4&t=9s



https://www.youtube.com/watch?v=w9Pcohl9AN8



https://www.youtube.com/watch?v=LMAdF4EG8EI



https://www.youtube.com/watch?v=PAx8dISF44s

ではでは、明日会場でお待ちしておりますパー




  

Posted by 袴田家物語 at 20:10Comments(0)袴田事件がわかる会

2021年05月12日

袴田巖さん、ひで子さんの肖像画

みなさま、ご無沙汰してしまいました。

巖さんもひで子姉さんも、バリバリお元気です。

今日は、応援してくださっている方から、肖像画が届きましたキラキラ

「ほら、見て。イワチャだよ」


「きれいだね~。宝塚(歌劇団)みたいだよ~」


ちょっと、ちょっと、巖さん、こっちだってば映画


では、みなさん、お待たせしました。ジャーン音符ご覧にいれましょう~。


肖像画アーティスト ITSUKOさん作です。

「この絵はただの肖像画ではなく、ハッピーヴィジョンが叶った状態の絵です」とのこと。

巖さんの再審無罪が確定し、二人で喜び幸せあふれる姿だそうです。

見ていると、自然に顔がほころびますね。

「イワオは、自分のこと23才だって言ってるから、ちょうどいいや」と、嬉しそうにひで子姉さん。

ひで子姉さんは3才違いで26才かなニコニコ

送ってくださったTさん、書いてくださったITSUKOさん、ありがとうございました。

さて、巌さんはこの後、浜松の街にお出かけに。
いつもこのモニュメントにサインを送られます。


お握りを食べようとしている巖さんにコッソリとカメラを向けたら見つかっちゃってキャー


手を消毒して・・それは美味しそうにお握りを頬張る巖さん。


自由をかみしめていらっしゃるのか・・

今、巌さんがここにいる幸せ・・。





  

2021年05月06日

YouTube「袴田チャンネル」【 痛憤痛恨の刑事司法史】、『 VOL.3 (後編) 』をアップしました。



袴田チャンネル連載の【 痛憤痛恨の刑事司法史】、関東学院大学教授宮本先生の講話シリーズ
4本目 『 VOL.3 (後編) 』をアップしました。

これでこのシリーズが完結です。

袴田事件でも嫌というほど経験してきた正義が弾かれてしまう判決の数々。

日本の刑事司法の闇がどこからやってきたのか。

その歴史が学べます。

VOL.1   近代刑事司法は、「無罪の発見」から始まった
      https://www.youtube.com/watch?v=Z55W0XB1GT4

VOL.2   戦時中、治安維持法下の司法がルーツ
      https://www.youtube.com/watch?v=w9Pcohl9AN8

VOL.3 (前編)  日本国憲法下での最高裁発足、憲法擁護派が保守派に敗退
     https://www.youtube.com/watch?v=LMAdF4EG8EI

VOL.3 (後編)  田中耕太郎、石田和外による反動化路線の定着
     https://www.youtube.com/watch?v=PAx8dISF44s

じっくりとご視聴ください。

あ~~、そうだったのか!!!

現実が腑に落ちます。