2016年01月31日

「平穏死」という親孝行

「平穏死」という親孝行


「平穏死」テーマの最後に・・

まだまだ書きたいことは尽きませんが、いつまでも続けるわけにもいかないので
在宅医療の第一人者である尼崎の長尾クリニック院長の長尾和弘医師の著書から、『平穏死という親孝行』「親を幸せに看取るために子どもがすべき27のこと」の一部を紹介します。

長尾医師には、一昨年家族が看取りをしていただきました。
(全国を講演して歩き、本も書き、クリニックの診療もするという殺人的なスケジュールの中、本当に長尾先生ご本人がいらっしゃいました。深夜だったり朝だったり。)

ブックカバーの最初に・・「親の「平穏死」こそ最期にできる親孝行」と書いてあります。

「はじめに」では、「子どもが親の「穏やかな死」を邪魔している!」とも。

3、「病院が一番」という思い込みを捨てる。

4、親に「余計な医療」を受けさせない。
  終末期の脱水は自然の恩恵。終末期は脱水のほうが結果的に長生き・・。
  自然な脱水を黙って見ている、そして自然な経過に任せるという「勇気」も大切。

5、「死を受け入れる」ことは負けではない。

6、「平穏死」という言葉の意味を知る。

8、親が「どんな最期を迎えたいのか」本音を聞く。

9、「親の死」を「自分の死」に置き換える。

11、看取りの実績がある「在宅医」を探す。

13、平穏死をさせてくれる「施設」を探す。

25、何かあったら救急車は呼ばず、まずは「在宅医」へ。

以下はおススメの本です。

中村仁一著
『大往生したけりゃ医療とかかわるな 「自然死」のすすめ』幻冬舎新書

石飛幸三著
『「平穏死」のすすめ 口から食べられなくなったらどうしますか』 講談社文庫
『「平穏死という選択』 幻冬舎ルネッサンス新書
『こうして死ねたら悔いはない』 幻冬舎ルネッサンス
『家族と迎える「平穏死」--「看取り」で迷ったとき、大切にしたい6つのこと』 

長尾和弘著
『「平穏死」という親孝行』 アース・スターエンターテイメント
『家族が選んだ「平穏死」』 上村悦子との共著 祥伝社黄金文庫
『「平穏死」10の条件』 ブックマン社

また、長尾和弘医師のブログも熱烈おススメします。

「老衰のために体に限界が来て、徐々に食が細くなって、ついに眠って静かに最期を迎えようとしているのを、どうして無理やり揺り動かして、無理やり食べなさいと口を開けさせることができましょうか。・・もう寿命がきたのです。静かに眠らせてあげましょう。これが自然というものです。これが平穏死です」(石飛幸三著 『「平穏死」のすすめ』より)

みなさんも「最期の親孝行」を、ぜひ!!!










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