2017年03月26日
袴田巌さんの再審無罪を求める3・26浜松集会やりました~
満席の会場。
みんなの思いは、これに尽きます
一体、いつまで引き伸ばすつもりなのか。
静岡地裁再審開始判決で厳しく指摘された「捜査当局の証拠捏造」を反省するどころか
覆そうとあがく検察、それを容認するかのような裁判所
無実の人を殺すなどということは許されない!
そう憤りをもって指弾する袴田事件弁護団・間 光洋弁護士
突然そこに・・主役が登場 にわかに場内が沸き立ちました
報道陣が一斉に前に詰めかけバシャバシャ撮影する中
「釈放されて3年になりますが、どうですか」
「みなさんのお陰でね・・袴田巌が一番強いから・・将軍になってね・・間違いのない世の中をね・・」
饒舌。
間弁護士が、巌さんに・・「長いことかかっていて申し訳ありません」と挨拶する場面も。
(まぁ、謙虚)
「まあね・・」と巌さん。
そして・・
「仕事しにゃ、しょんない。歩かな」 ・・
席を立たれた巌さんが歩き出すと、みなさんが握手を求め・・
それに応じながら会場を後にして街に歩きに戻られました。
今日ご参加のみなさんは、本物に会えてうれしそうでしたね
そりゃそうですよね、みなさん巌さんの事を心配して集まっているのですもの。
それから、ジャーナリストの青柳雄介氏が講演。
『「闘い続ける巌さん」釈放後3年間の記録』を密着取材で撮影した写真を示しながら話しました。
(巌さんや秀子姉さんの表情を捉えてお見事で、その写真に見入って、青柳氏の写真を撮り忘れてしまいました)
青柳さんは雑誌「世界」に「神を捨て、神になった男 確定死刑囚・袴田巌」という連載記事を書いておられます。
ジャーナリストの眼から視た袴田巌さんの世界、ぜひぜひ「世界」を読んでくださいませ。
今年1月号からです。(3月号はトランプ記事で?お休みでした)
東京、静岡、清水他の支援の会の仲間の熱いメッセージも寄せられました。
「巌さんが浜松でよかったと、浜松に来るたびに思うのです。浜松の人たちがあたたかいから」
なんてことも言っていただいたり。
質疑応答では、参加者から「クリ小刀のような小さな刃物で4人も人を殺せるのか」「大量の血がついた犯行時の衣類が見つかったと捜査当局は言うが、袴田さんが当時履いていた履物に血がついてないのはおかしいじゃないか」他、間弁護士に疑問を投げかけましたが、「常識では考えられないことが通っている」とのこと。
実際、袴田さんを犯人とする証拠のあまりのデタラメさに驚きを通り越して戦慄さえ覚えます。
「やっていなくても、やったと言わせるのは、赤子の手をひねるより簡単なことだ」と静岡県警の元刑事が言ったとか。
また、DNA鑑定をめぐる検察側の無意味な実験、時間の引き延ばしも批判され、東京高裁は静岡地裁が指摘した捜査当局の証拠捏造を正しく裁き、直ちに検察の即時抗告を棄却するよう求めることを宣言しました。
明日27日は3年前に巌さんが静岡地裁の英断で釈放された日。
支援者たちは東京に集まり、検察、裁判所へ、即時抗告棄却、再審開始、無罪判決の要請活動をします。
今日の集会には、スーパーで開いた秀子姉さんとの茶話会にご出席だった方も来てくださったり、お誘いした方々がご参加くださり、うれしいことでした。
ご出席のみなさま、ありがとうございました。
明日は、東京にいくぞ~
Posted by 袴田家物語 at 23:45│Comments(0)
│無実の死刑囚 袴田巌さんとともに