2022年12月29日
袴田巖さん日記 袋井・油山寺へ
私の当番でした
車に乗ると、「清水の暖流ね」と巖さん。
「いや~、もう時間が遅くて清水まではいけませんよ」と、正直に言ってみた。
巖さんは無言。
それなら一応清水の方角に行こうと、東名高速を東へ
袋井の油山寺へ到着。
油山寺は「行基大徳による開山から1300年あまり。目や足腰にご利益があると、親しまれてきた」ところ。
少しでも歩く距離を長くと思い、遠くの駐車場に車を停めました。山を背負っている油山寺は高いところにあり、階段が続きます。
山門から階段を見上げて一瞬たじろぐ巖さん。登りました
横について登りながら、去年の春には奥の院まで小1時間延々と階段を登り続けられたことを思い出しました。
階段を上がると・・
先にまた階段。残っていた紅葉を楽しみながら・・
登りました。
立派な境内は私たちの貸し切り状態。
何を思って手を合わせられているのか・・
あれこれ巖さんに説明しながら歩くと、巖さんは「おお」と相づちを打ち、眺めておいででした。
渋滞している車中で、巖さんに色々話かけましたが、いずれも優しい返事が返ってきました。
「もうすぐ、お正月ですね」
「あー、正月ね」
「イワオさん、お正月には将棋などやりますか?」
「うーん・・将棋ねぇ・・どうなんだろうかねぇ・・きっとできないだろうねぇ」
「どうしてですか?」
「忙しいからねぇ・・出かけなきゃいかんからねぇ」
「パトロールするってことですか?」
「そうなんだね」
「最近はキン(菌)はどうなっていますか?」
「よくなってるがね・・もう出て来れなくなってるんだね」
「よかったですね!それじゃ、イワオさんは安泰ですか?」
「そうなってきてるんだね」
「じゃ、ゆっくり、のんびりしてください」
「ええ」(はい)
そうこうしているうちに袴田家に帰り着きました
「おかえり~。今日はどこへ行ってきたの?」
ひで子姉さんに問われた巖さん、答えは・・
「清水のほう」
何はともあれ、よかった。
(油山寺HPはコチラ →https://yusanji.jp/)
車に乗ると、「清水の暖流ね」と巖さん。
「いや~、もう時間が遅くて清水まではいけませんよ」と、正直に言ってみた。
巖さんは無言。
それなら一応清水の方角に行こうと、東名高速を東へ
袋井の油山寺へ到着。
油山寺は「行基大徳による開山から1300年あまり。目や足腰にご利益があると、親しまれてきた」ところ。
少しでも歩く距離を長くと思い、遠くの駐車場に車を停めました。山を背負っている油山寺は高いところにあり、階段が続きます。
山門から階段を見上げて一瞬たじろぐ巖さん。登りました
横について登りながら、去年の春には奥の院まで小1時間延々と階段を登り続けられたことを思い出しました。
階段を上がると・・
先にまた階段。残っていた紅葉を楽しみながら・・
登りました。
立派な境内は私たちの貸し切り状態。
何を思って手を合わせられているのか・・
あれこれ巖さんに説明しながら歩くと、巖さんは「おお」と相づちを打ち、眺めておいででした。
渋滞している車中で、巖さんに色々話かけましたが、いずれも優しい返事が返ってきました。
「もうすぐ、お正月ですね」
「あー、正月ね」
「イワオさん、お正月には将棋などやりますか?」
「うーん・・将棋ねぇ・・どうなんだろうかねぇ・・きっとできないだろうねぇ」
「どうしてですか?」
「忙しいからねぇ・・出かけなきゃいかんからねぇ」
「パトロールするってことですか?」
「そうなんだね」
「最近はキン(菌)はどうなっていますか?」
「よくなってるがね・・もう出て来れなくなってるんだね」
「よかったですね!それじゃ、イワオさんは安泰ですか?」
「そうなってきてるんだね」
「じゃ、ゆっくり、のんびりしてください」
「ええ」(はい)
そうこうしているうちに袴田家に帰り着きました
「おかえり~。今日はどこへ行ってきたの?」
ひで子姉さんに問われた巖さん、答えは・・
「清水のほう」
何はともあれ、よかった。
(油山寺HPはコチラ →https://yusanji.jp/)
Posted by 袴田家物語 at 12:04│Comments(0)
│無実の死刑囚 袴田巌さんとともに