2024年03月07日

静岡新聞 連載「最後の砦」福岡事件<中><下>

静岡新聞で連載している「最後の砦 刑事司法と再審」25回目

福岡事件の続き<中><下>です。




内田博文氏(九州大学名誉教授)が指摘する日本と欧米との考え方の違い(誤りを認めると信頼が損なわれると考える日本、誤りを認めて率先して是正することが信頼を得ると考える欧米)が、再審の法制度の違いとして現れていることは、先の「袴田事件がわかる会」ゲスト・フランス人ジャーナリストの西村カリンさんからもお聞きしたことでした。

「誤り」から学ぶ姿勢に欠ける日本・・戦後4件の死刑冤罪事件(免田事件、財田川事件、松山事件、島田事件)が明らかになっても、再審法や死刑制度が何も変わらず進歩せず、その犠牲の象徴的存在が袴田巖さんです。

日本の刑事司法、再審法は袴田巖さんの再審無罪と共に改正されなければ巖さんは報われません。

その巖さんが住む静岡県が再審法改正の先頭に!との記事も↓