2024年03月13日

袴田ひで子さん 村山浩昭元裁判官と再会



「可愛らしいけど・」 「こっちのほうが可愛らしいの」 「あららら」
(ひで子姉さんのピンクの名刺の話)

名刺交換する村山浩昭弁護士とひで子姉さん、昨日の再審法改正実現のための院内集会(日弁連主催)終会後のことです。
(村山浩昭弁護士は、静岡地裁で2014年3月27日「袴田事件」の再審開始決定と同時に巖さんを即時開放した元裁判長です。巖さんはこの画期的な英断により浜松に帰ってくることができました。ひで子姉さん曰く「命の恩人」。去年の5月19日、巖さんも一緒に初めてお会いし、今回2度目)

村山氏は、元裁判官として今の再審法に非常に問題があることを実感している。改正実現を退官後の使命として取り組んで行くと語り、「そうしないと私自身として袴田さんに顔向けできない」とまで言われました。


「裁判のほうは大分終局がみえてきていると思いますしね・・」そして巖さんのことを、「少しわかるようになっていただくと、ほんとにせめてもなんですけどね」と、気遣われました。

「感動してちょっと言葉が出なくなっちゃった・・」とひで子姉さん。


会場では笑顔でひで子姉さんを迎えてくださった鴨志田裕美弁護士(再審法実現改正実現本部本部長代行)。


登壇してマイクを握ると、全身から情熱がほとばしる熱弁で、列席の国会議員も唸らせました。


前日、再審法改正に向けた超党派の国会議員連盟が結成されたことに触れ、「国家による究極の人権侵害である冤罪を救済するために議員主導で再審法改正を目指していくのだという力強いメッセージを頂いたことに胸が打ち震える思い」と延べ、死刑冤罪の袴田事件が再審無罪となる時が「最大瞬間風速が吹く」法改正のチャンスであると述べました。

次々に登壇して再審法改正実現への決意を述べる国会議員の方々↓

議連会長の柴山昌彦氏(自民)


稲田朋美氏(自民 元防衛大臣)


鈴木宗男氏(無所属)


米山隆一氏(立憲民主)


平山佐知子氏(無所属)


大石あきこ氏(れいわ新選組)


近藤昭一氏(立憲民主)


岩屋毅氏(自民)


逢坂誠二氏(立憲民主)



日弁連・小林元治会長、桜井恵子さん(布川事件・故桜井昌司さん妻)、鴨志田弁護士とともに。


「再審法改正を目指すのではなく実現の年に!」