2016年06月20日
柔軟剤はこんなに危ない!
梅雨はジメジメ・・
よけいに色んなニオイが気になる季節でもありますよね。
「香害」って聞いたことありますか?
「強い香り」をつけた商品が健康被害をもたらしていることです。
「いい香り」と思ってつけていたら「害」って・・どういうことでしょう。
実際、「香りを身につけている」人が多くなりましたよね。
人が身につけている香り(体臭ではなく)で「ウッ」と思ったことはありませんか。
宅急便を受け取ろうと玄関の戸をあけるとプーンと柑橘系の香り。
ニコニコ立っているのは、おじさまです。
宅急便を受け取っておじさまが去った後も残り香が。
「へ~、今どきのオジサン(たぶんジイチャン)もイケメンの香りなんだ・・」とちょっと驚きましたっけ
(あ、独断と偏見でした大体イケメンの香りってある??「香りのイケメン」に訂正しときます)
話が脱線しそうですが・・
各地の消費者センターへ「柔軟仕上げ剤に関する相談」が急増したのは「香りブーム」が加速した2012年だとか。
たとえば・・「柔軟仕上げ剤を使った洗濯物を室内に干したら咳きがでる」「柔軟剤を使ったタオルで顔を拭くと咳が出る」「隣人の洗濯物のニオイがきつく、頭痛や吐き気があり、窓を開けられず・・」
「香り商品」は洗剤、柔軟剤のみならず整髪料、制汗剤、芳香剤、消臭剤・・と広がっていますよね。
香りの好みは人により様々で、自分がいい香りと思って使っているのが他人には不快ということもあります。
何より問題は、健康被害ですが・・香りの元である香料には毒性をもつ成分(猛毒物質も)があるとのこと。
喘息を悪化させる、アレルゲン(アレルギーの原因物質)になる、内分泌(ホルモン)撹乱作用がある、神経毒がある、発がん性があるなどとの指摘があります。
EU(欧州連合)が2013年にアレルゲンであることが明白な26の香料成分に規制を設けたが、この中の「リナロール」(すずらんの香り)、「シトロネロール」「d-リモネン」(バラの香り)などは日本の柔軟剤から検出されているとのこと。(静岡県環境衛生科学研究所「ちょっと気になる柔軟剤の香り成分」)
また、化学物質過敏症の方はもっと深刻で、頭痛、吐き気、めまい、記憶力、集中力低下、関節痛、筋肉痛、動悸、不正脈他症状は多様で、学校や会社、乗り物他、人が集まる所では苦痛。ひどくなると出かけられなくなるので社会生活に重大な支障をきたすのです。
そよ風クリニック院長(北里大学名誉教授)宮田幹夫氏は、近年のアレルギー疾患、発達障害、先天異常などの急増は「微量の化学物質」が主な原因と考えられることから、その危険性を社会全体が理解を深めて、特に医療関係者、教育関係者、子どもを産む女性たちに理解してほしいと語っています。
さて、自分も他人も知らずに害する指摘がある「香り商品」、使用を見直しましょう。
自然食品店、オーガニックを扱う店に安全な製品があります。
もっと知りたい方は
「週刊金曜日」1090号 2016年6月3日発行
バックナンバーを手に入れるには・・
1、書店に注文。
2、「ブックサービス」に電話 0120-29-9625
3、WEBサイトから注文 http://www.bookservice.jp/
当過去ログも合わせてご覧くださいませ
洗剤の柔軟剤、除菌剤にも生殖毒性リスク P&G『レノア』、花王『アタック』『ハイター』にご注意
http://npokitchengarden.hamazo.tv/e6579669.html
赤ちゃんに悪影響 「除菌スプレー」は使わないで!
http://admin.hamazo.tv/admin/entry/edit/entry_id/6717098
Posted by 袴田家物語 at 23:58│Comments(0)
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