2018年09月21日
袴田巖さん 食事のとき
いっしょにご飯が食べたくて、袴田家に行く私・・。
一口くちに入れるごとに、首を少し右に傾け目をつむって噛む巖さん。
巖さんは、独房で、出されたご飯を水道水で洗って食べていた・・
毒が入っていると思うから・・
そんな話を耳にしたことがありました。
死刑確定後のことです。
巖さんといっしょにご飯を食べているとき、私は、いつもそのことを思うのです。
巖さんが襲われていた「殺される」という恐怖。
なんという残酷。
なんという罪を警察、検察、裁判所は犯したのか・・。
そして今、目の前に、上品に、箸をのばす巖さんがいて
何も言わないけれど、疑うことなく静かに目を閉じて味わう姿に
安堵するのです。毎回、毎回。
それで・・袴田家の食事風景をブログに出したくなるのです。
Posted by 袴田家物語 at 23:48│Comments(0)
│無実の死刑囚 袴田巌さんとともに